船でしか行けない!秘境の地、大牧温泉
旅行と言えば温泉!というほど温泉好きの人々も多いと思いますが、せっかく温泉に入るなら普段人が足を踏み入れないような秘境の地での温泉体験はいかがでしょうか?
実は富山にはそうした秘境に位置するとっておきの温泉があるんです。今回はなんと船でしか辿り着けない秘境の一軒宿とそこに湧き出る大牧温泉を紹介します。
出典:とやま観光ナビ https://www.info-toyama.com/spot/80011/
平家の落ち武者伝説
平安末期の1183年、木曽より挙兵した源義仲は、平清盛の孫維盛と砺波山で対戦しました。倶利伽羅峠の戦いとも呼ばれる戦です。この戦いで敗れた平氏の武将が追っ手から逃れるために大牧付近をさまよっていたところ、こんこんと湧き出る温泉を発見、この温泉に浸かりながら戦いの傷を癒したのが大牧温泉の始まりと言われています。
こうした歴史的言い伝えがあるだけでも秘湯好きにとって、ワクワク期待感が高まりますよね。
河畔に佇む一軒宿
実は20世紀初頭まではこの地に集落が形成されていたそうですが、小牧ダム建設のため峡谷の村落はなくなってしまいました。しかし、ただ一軒の温泉宿だけはダム湖すれすれに面した状態でポツンと取り残されてしまったのです。この建物こそ現在も営業している大牧温泉観光旅館の原型です。
一旦は村落と一緒にダム湖の底に沈んだ温泉地でしたが、温泉復活を望む地元住民の声も多く、湖の底から源泉をうまく引き上げることに成功し、河畔の一軒宿として大牧温泉が再開しました。
遊覧船からの峡谷や宿の眺めが絶景
そんな秘境の温泉地に旅行者が辿り着くには、庄川峡の小牧港より出ている遊覧船に乗船して向かうことになります。その遊覧船からの眺めがまた素晴らしく、緑の美しい春から夏、紅葉を楽しめる秋、そして、湖面と白雪のコントラストが美しい冬と、四季折々の絶景を目の当たりにすることができます。
そして、一番のハイライトは大牧港近く、湖畔に佇む温泉宿を湖側から一望できるポイントです。秘湯の宿に相応しい自然に囲まれた絶好のロケーションを最高のアングルから写真に収めましょう!
温泉に浸かりながらの眺めも最高
温泉宿には男女とも内風呂、露天風呂が用意されていますが、いずれも断崖や湖面、原生林などが織り成す峡谷ならではの風景が贅沢に広がっています。また男女によって露天風呂が設置されているポイントが異なるため、男湯か女湯かで趣の異なる絶景を楽しむことになります。
まとめ
古くより秘湯として知られ、ダム建設など様々な巡り合わせもあり誕生した、船でしか辿り着けない秘境の大牧温泉。映画やドラマのロケ地でも多用されるとっておきのロケーションをぜひ皆さん自身で体験してください!
是非私たちに観光案内させてください!
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