大自然の宝庫、弥陀ヶ原湿原と称名滝を巡る
立山の弥陀ヶ原と大日平を望む
は、年間におよそ100万人の方々が訪れる山岳観光地です。
多くの観光客が訪れ、立山の豊かな自然の宝庫が、弥陀ヶ原の湿原や落差日本一の巨大瀑布である称名滝です。
今回は、この二つの観光スポットをご紹介していきます。
■10万年前に出現した溶岩台地
およそ10万年前に、火山の噴出物で形成された溶岩台地が、現在、立山黒部アルペンルートの途中にある「弥陀ヶ原(みだがはら)」です。
標高2000mの弥陀ヶ原は、国内では最も標高の高い所にある「ラムサール条約」登録湿地です。
湿地は、立山弥陀ケ原・大日平のエリアとなりますが、弥陀ヶ原ホテル近くのバス停を起点に弥陀ヶ原遊歩道が整備されており、トレッキングを楽しむことができます。
弥陀ヶ原ホテル左側に遊歩道入口があり、所要時間およそ2時間の外回りコースと所要時間1時間の内回りコースの2つのコースがあり、湿原地には歩きやすいように木道が整備されています。
弥陀ケ原には、野鳥や蝶、トンボなどが棲息し、7月~8月の花の最盛期には、コバイケイソウ、チングルマ、ニッコウキスゲ、ワタスゲなどの花が咲き誇り、自然観察をするにはとても良い場所です。
また、弥陀ヶ原の湿原は、大量の雪解け水が流れるおとで、きれいな環境が維持されており、ミズゴケ層の発達が妨げられている湿原です。
遊歩道の途中の木道にはベンチもあり、大日岳など周囲の山々をベンチに座ってゆったり眺望するのも良いでしょう。
■落差350メートルの大瀑布「称名滝」
弥陀ヶ原ホテルから距離にして6キロほど離れた場所にある称名滝(しょうみょうだき)は、立山連峰を源流に持つ落差350メートルという国内随一の迫力を誇る大瀑布で、「日本の滝百選」にも選定されています。
滝は、称名峡谷を流れる称名川に懸かっていて、1段目は70メートル、2段目が58メートル、3段目が96メートル、4段目が126メートルという4段構えで形成されており、直径60メートルの滝壺に水が落下していきます
称名滝の水量は、毎秒0.5~2トン、雪解けシーズンには水量が100トンにも達するそうです。
水量が増えたときには、称名滝の右手の岩壁に幻の「ハンノキ滝」が出現することがあるそうです。
ハンノキ滝の落差はおよそ500メートルと称名滝を連続落差が長い滝となります。大瀑布。岩壁を削るように流れる勇ましい滝は称名滝と同じ滝壺に流れ落ちていきます。ハンノキ滝は雪解けシーズンにしか見ることができないため、幻の滝と呼ばれています。
ちなみに称名滝や称名渓谷へ訪れるには、紅葉の季節がおすすめです。
ナナカマド、オオイタドリ、ブナ、山ブドウなどが色づき始めるのが10月中旬頃で、11月上旬まで渓谷の美しい紅葉を見ることができます。
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