国定公園「雨晴(あまはらし)海岸」と国の記念物、大イチョウの「上日寺(じょうにちじ)」
■国定公園「雨晴海岸」の散策の旅
富山県を代表する景勝地「雨晴海岸」は、JR氷見線の雨晴駅から氷見方面とは反対側へ徒歩5分ほどにある遠浅の海岸です。
日本海沿岸における有数の海水浴場として、雨晴海岸は人気があるだけでなく、浜にある伝説の岩「義経岩」、浜から見える岩礁「女岩(めいわ)」の存在も有名です。
また、富山湾越しに連なる立山連峰の雄大な姿は、季節ごとにその表情を変え、何とも言われぬ神秘的な美しさを醸し出しています。
地名の「雨晴」は、源義経が落ちのびる途中に立ち寄ったこの地で、急な雨に見舞われ洞のような岩の中で、雨宿りをしたという言い伝えが由来とも言われています。
美しい風景を海岸の散策や「道の駅 雨晴」の展望デッキから眺めたり、または氷見線を走る観光列車「ベル・モンターニュ・エ・メール(通称:べるもんた)」の車窓から眺めたりするのも素敵です。
高岡駅~氷見駅の16.5キロの距離を、約30分で走る日曜日限定の1両電車の通称「べるもんた」は、フランス語で「美しい山と海」という意味だそうです。
その名の通り、車窓から見える美しい山と海の変化を眺めながら、車内販売の「ぷち富山湾鮨セット」や「ほろ酔いセット」などで、地元の食材を楽しむ優雅な時間を過ごすのも「雨晴海岸」の旅の趣向におすすめの選択です。
■樹齢1000年以上の大イチョウが立つ上日寺(じょうにちじ)
上日寺は、富山湾に面した氷見市の朝日山中腹に位置し、白鳳10(681)年に法道上人が創建された高野山真言宗の寺院です。
寺は、富山湾越しに立山連峰からの日の出を望むことができたことから、朝日山上日寺と名付けられたとされています。
境内の入り口に立つイチョウの樹木は、国の天然記念物に指定されており、国内では屈指の大きさを誇っており、樹高24メートル、根回りが12メートルという堂々とした姿には神々しさを感じます。
今でも、秋になるとたくさんの実が、イチョウの木に結ばれていきます。
上日寺では、毎年4月17、18日に「ごんごん祭り」という祭礼が行われ、参道には様々な露店が並び参詣者で賑わいをみせます。
「ごんごん祭り」という名前は、江戸時代に起こった大日照りのための雨ごいをしたところ、見事に成就したことで農民たちが狂喜乱舞し、上日寺の鐘を打ち鳴らして祝ったことが由来とされています。
現在の祭りでは、力自慢が集い50キロの松の丸太を担いで、1分間に鐘を突く回数を競い合うというイベントで盛り上がりを見せています。
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