富山のご当地ラーメン「富山ブラック」とは!?
日本の代表的グルメと言えばラーメン。
旅行先などでその土地自慢のご当地ラーメンを食べるのが楽しみという人も多いのではないでしょうか?
今回は富山を代表するラーメンジャンル、
について詳しくご紹介します。
富山ブラックとはどんなラーメン?
富山ブラックとは富山県富山市を中心に発祥したとされるラーメンです。その特徴は、「富山ブラック」という名の通り、真っ黒で視覚的にも物凄いインパクトがある色合いのスープにあります。どんぶり内の麺が見えない漆黒とも言えるその黒さは、提供された瞬間、一目で富山ブラックだと分かるほど際立った存在感を放っています。
麵については、多少店舗により差はあるものの、太めの麺を固めに茹でて提供するケースが多いです。濃いめのスープを麺自体が十分に吸い込み、程よい噛み応えと共に麺とスープの一体感を感じながら食べ進めることができます。
富山ブラック誕生の背景
そもそもこんな個性的なラーメンが富山に定着した背景は何だったのでしょうか。
そのルーツは戦後間もない1947年にさかのぼります。富山大空襲からの復興事業に携わる若者や肉体労働者、そうした汗水垂らして働く人々にとって、最適なエネルギーと塩分補給になるよう考案されたのが、富山ブラックの原型となる濃いめで黒々としたスープのラーメンでした。このラーメンがメインの客層だった肉体労働者たちに大ヒット、インターネットもない当時、噂が次々に広まり富山中の人々に知られる存在になっていったそうです。
白ご飯と富山ブラック
時に「塩辛すぎるのではないか」という意見が出ることもある富山ブラックですが、こうした歴史的背景からすると、塩辛いのはある意味当然の成り行きです。肉体労働者の「ご飯のおかずになるように」というコンセプトで誕生したこのラーメンは、戦後以降の富山の歴史を現在にまで語り継ぐ一品とも言えます。このコンセプトを理解した上で、白ご飯のおかずとしてラーメンを味わうのも、富山ブラックおすすめの食べ方の一つですよ。
今に残る富山ブラックの元祖
先述した1947年、富山ブラックの走りになったとされるお店が、富山市にある西町大喜です。店舗ホームページにもあるように、祖父の代から3代にわたり続いている老舗で、初代の味をぶれずに継承してきたこだわりの一杯は、富山ブラックの歴史そのものを体現しています。
富山ではもちろんそれ以外にも多くの富山ブラックを提供する店舗があり、それぞれの個性を活かした独自の富山ブラックを味わうことができます。
まとめ
真っ黒なスープがインパクト大の富山ブラックラーメン、その特徴は富山の歴史と共に形作られてきたと言えます。
元祖富山ブラックとされる西町大喜をはじめ、富山では多くのラーメン店舗で富山ブラックを楽しむことができます。未体験の人も白ご飯と共にぜひ味わってみてください。
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