黒部の自然を共感「黒部峡谷」
黒部の自然を体感!
「黒部峡谷」
回は、長さ86㎞、標高差3000mを流れる黒部川に深いV字型の峡谷を形成する「黒部峡谷」についてご紹介します!
黒部峡谷ってどこにあるの?
- 黒部峡谷は立山・剱岳・薬師岳などを擁する立山連峰と、白馬岳・五竜岳・鹿島槍ヶ岳などを擁する後立山連峰の間に、黒部川の浸食によって深く刻み込まれて位置しています。
- 黒部峡谷は八十八谷といわれる大変多くの渓流を合わせながら、黒部川の扇状地を通って日本海にそそぎます。
黒部峡谷の歴史を知ろう!
- 黒部峡谷は黒部川によって長い年月をかけて刻み込まれた、日本で一番深く、一番大きな峡谷であるため、長い間人々を寄せ付けていませんでした。しかしこの黒部峡谷で大正8年(1919年)に東洋アルミナム株式会社が本格的な電源開発を始めます。
- その後、大正11年に日本電力株式会社がこの事業を引き継ぎ、大正12年には黒部川水系の発電所建設のための資材運搬用鉄道として、宇奈月~猫又間(11.8㎞)の軌道敷設工事を開始しました。大正15年には宇奈月~猫又間、昭和5年には猫又~小屋平間、昭和12年には小屋平~欅平間がそれぞれ運転を開始し、現在の路線となっています。
- その後の鉄道の経営は、昭和16年に日本発送電株式会社に、昭和26年には関西電力株式会社に引き継がれました。
黒部の秘境を巡る!「トロッコ電車」
先程ご紹介した資材運搬用鉄道は、当初から地元の人々にとって便利であるように「無料便乗」という形で乗車することができました。
しかしその後、地元の人々や黒部の自然を愛する人々からの「観光用列車として利用したい!」という声が強まったこともあり、昭和28年に関西電力株式会社が「黒部鉄道」として営業運転を開始しました。
さらに昭和46年には、営業内容を電源開発資材・人員の輸送主体から、旅客輸送主体に切り替え、関西電力株式会社の子会社として設立された鉄道専業の会社である黒部峡谷鉄道株式会社が営業運転を開始しました。
これ以降、この鉄道は「トロッコ電車」の愛称で親しまれています。
- 気分や人数によって、トロッコ電車の客車は選ぶことができます。窓がなく、開放感の味わえる「普通客車」・開閉可能の窓がついている「特別客車」・横一列4人掛けの普通・特別客車に対して、横一列3人掛けで進行方向に転換できる「リラックス客車」の3つがあります。
- トロッコ電車の車内では車内放送で沿線の見所などを紹介しています。ナレーションには、以前からトロッコ電車に乗車なさっている富山県出身で女優の室井滋さんを起用しています。
季節ごとに姿を変える黒部峡谷
黒部峡谷は4月20日から運行を開始します。峡谷は春・夏・秋、季節ごとに姿を変え、季節ごとの魅力を楽しむことができます。
※黒部峡谷は冬の運行は行っていません。
▲秋の黒部峡谷
- 4月~6月中旬の黒部峡谷では、山頂付近や谷に残る雪、鮮やかな新緑、対岸の百貫山に積もった雪が落ちて夏まで溶けずに堆積している「黒部万年雪」のほか、河原では雪解け水の濁流の迫力も味わえます。
- 6月下旬~8月末には、雨期にしか見ることのできない滝や、神秘的な水墨画のような景色を楽しむことができ、真夏でも30度以下の日がほとんどなので、水遊びなどを通して涼を味わうこともできます。
- 9月~11月には、各沿線に湧き出る源泉の違う温泉に浸かって疲れを癒すことができ、赤や黄色に染まった木々と流れる川のコントラストは絶景です。紅葉を眺めながら温泉に入れば、至福のひと時を味わうことができます。
様々なコースで黒部峡谷を満喫!
- そんな、季節ごとに違う姿を味わうことのできる黒部峡谷を、「特別天然記念物を堪能コース」や「3種の源泉を効き湯コース」、「撮り鉄、乗り物満喫コース」など、様々なコースで回ることもできます。
- 黒部峡谷トロッコ電車のオフィシャルサイトでは気分や目的、人数などに合ったコースがたくさん紹介されています。気になる人はぜひ記事の一番下にあるURLを踏んで、黒部峡谷トロッコ電車のオフィシャルサイトをご確認ください!
まとめ
日本で一番深くて一番大きく、歴史のある黒部峡谷は季節ごとに姿を変え、季節ごとの魅力がある!
トロッコ電車に乗ったり、気分や目的に合ったコースで峡谷を回ったりすれば、それらの魅力を余すことなく味わえる!
※黒部峡谷についてもっと詳しく知りたい方は、黒部峡谷トロッコ電車のオフィシャルサイトへ!→
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