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日本三代仏のひとつ!「高岡大仏」

日本三大仏の一つ!「高岡大仏」

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どうも久保です!今回は、奈良・鎌倉の大仏と並んで「日本三大仏」と称される富山県高岡のシンボル、「高岡大仏」についてご紹介します!

高岡大仏ってどこにあるの?

  • 高岡大仏は富山県高岡市大手町の鳳徳山大仏寺にある、巨大な(高さ約16m)の阿弥陀如来坐像です。
  • 高岡ののどかな街並みの中に突如現れる高岡大仏は、背にある特徴的な「円光背」も相まって、とても迫力があります。

高岡大仏の歴史を知ろう!

13世紀ごろに源義勝が承久の乱を避けて仏教の道に進むと、二上山高岡市から北西に約7㎞のところにある山)で大願を起こし、京都から招いた仏師に高さ約5mの木造大仏を造らせ、その大仏の腹中に護持の金銅仏を納めて大仏殿を創建したのが高岡大仏の起源とされています。

また、今現在鳳徳山大仏寺にある高岡大仏は実は三代目。これまでに二度の火災による焼失を経験しました。

  1. 初代高岡大仏
  • 1609年に高岡の開祖である前田利長高岡城の築城にあたって大仏を高岡市大手町に移しましたが、荒廃する大仏の様子を憂い、約150年の時を経て1745年(延享2年)に金色木造大仏が再建されました。
  • 再建から77年が経った1821年(文政4年)の6月24日の夜、高岡の町で発生した大火災により、大仏は類焼してしまいます。ですが、腹中の金銅仏だけは焼失を免れました。
  1. 二代目高岡大仏
  • 初代高岡大仏を襲った大火災から20年の歳月を経て、1841年(天保12年)に仏師の巨匠である山本与三兵衛・精進潔斎の2人によって、二代目高岡大仏が建てられました。
  • 二代目高岡大仏は、背に備えられた三重の宝塔には大火災での焼失を免れた金銅仏が安置されていたり、前面に千体仏が配されていたりと、非常に見事に再建されていたものだったといいます。
  • しかし1900年(明治33年)の6月27日に高岡で再び発生した大火災により、またもやそのほとんどが焼失してしまいました。
  1. 三代目高岡大仏
  • 松本宗左衛門が大仏再建を発願し、二度目の大火災から実に33年後の1933年(昭和8年)、数々の困難を乗り越えて青銅製の三代目高岡大仏が建てられました。

高岡大仏の特徴

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  • 高岡大仏は、先に頭部が、その後に体の部分が鋳造されました。中でも、体の部分は奈良・鎌倉の大仏と同様に下の方から順番に鋳造されました。膝のあたりまでは一体で鋳造されたと見られていますが、胸や腹のあたりにはたくさんのリベット(金属同士をしっかりと締結する部品)の跡が見られることから、いくつかのパーツに分けられて鋳造されたと見られています。
  • 奈良大仏と比較すると奈良大仏は像高14.98mであるのに対し、高岡大仏は像高7.43mと、奈良大仏のちょうど2分の1のサイズで作られていることが分かります。
  • 高岡大仏は、右手を左手の上に置いて人差し指を立て、親指をその指頭に付ける、阿弥陀如来が結ぶ印である「阿弥陀定印」を結んでいます。

 

境内の様子

  • 境内の入り口には両側に仁王像(怒りをあらわにして開口している阿形像・怒りを内に秘めて口を結んでいる吽形像)が、寺院の中に仏敵が入り込むことの無いよう、守護神として安置されています。
  • 仏像の建てられている台座の前面には、仏像を清浄な灯かりで照らすために2基(1対)の灯籠が配置されています。灯籠の頂上の宝珠は、阿弥陀如来の住んでいる宇宙空間における星を表現していると言われています。
  • 高岡大仏の台座は回廊になっています。その中には阿弥陀三尊像、戦後の高岡に住んでいた新進画家の描いた13点の仏画、大火災でほとんどが焼失してしまった二代目高岡大仏の唯一の焼け残りとされるご尊顔などが安置されています。
  • 大仏寺には高岡大仏を運営する寺務所があり、御朱印・お守りの受付・販売をしています。本堂にはご本尊の阿弥陀三尊像が安置され、高岡大仏の歴史がわかる写真や功労者の写真なども飾られています。

    年中行事

    • 毎年9月23日には高岡大仏の一大行事、「高岡大仏まつり」が開催されます。関係者ら数十名が白装束を身にまとって台座上に登り、大仏様を拭き清める様子は大迫力です。
    • 毎月第一日曜日は「大仏ごりやくの日」として様々なイベントが開催されます。大仏寺本堂では、主に地元を拠点に活動する団体や個人による「ごりやく寄席」や「ごりやく法要」が、境内では、立ち並ぶ青い屋根のテントで名物の「大仏焼き」やたこ焼きなどが販売される「ごりやく市」が開催されます。

    まとめ

    「日本三大仏」のひとつである高岡大仏は、背にある「円光背」などに表れているように、特徴的な大仏!

    高岡大仏は二度の大火災による被害を乗り越え、現在の仏像は三代目!

 

是非行ってみましょう!

 

 

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